薄商いを狙った日銀の介入
ドル円が160円台を付けたと思いきや、祝日である本日4月29日に日銀が介入したと見られています。
っていうより、この値動きは介入ですね💦
介入後は一転ドル高方向へ向かい、一時は154円台を付ける場面もありました。
日銀としては日本が祝日である薄商いを狙った形で思惑通りといったところでしょうか。
それでも、現在の日本・円の状況を考えると「焼け石に水」感が否めません。
当面は「160円」という警戒しなければいけない数字が出来たことは間違いありませんが、それでも円安トレンドを変えるには至らないはずです。
アメリカの利下げや日本の利上げなど各国で綱引きが行われている状況下で、将来的に今が円安なのか円高なのかは誰にも分かりません。
私が10年以上前にFXを辞めた時、つまり強制ロスカットにあった際のドル円は87円台。
東日本大震災直後で日本経済がどうなるか分からない状況、かつ被災者に支払われる保険金の額が不透明であったこともあり、各保険会社が保有しているドル資産を売却し円に変える替えるのではという憶測があり底が見えない状況でした。
今では全く考えられませんが、当時は実際に起ったこと。
誰しもが市場に参加していればいつかは経験するであろうことです。
FXや株の信用取引には自己資産の過大が常につきまといますので、実際にやられる方は十分注意して取引するようにしましょう。
さて、今回の介入で160円という壁を日銀が作り出してしまった訳ですが、冒頭にもお伝えした通り現在の円安トレンドを変えることは至難の業です。
しばらく為替は注視しておく必要がありそうです。
〜どうぞ私を反面教師になさって下さい〜
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