「経験談」為替・FXは怖いんですよ
先週末には140円に届きそうな勢いだったドル円ですが、今週末7月29日には133円台となり円高方向へ動きました。
私も10年以上前にはFXをやっていたため為替の怖さは十分分かっているつもりです。
今回の流れの感想は「だから為替・FXは怖いんだよ」と思っています。
先週末あたりまでは140円を目指し、その後はさらに加速し一気に150円まで届くのではないかという市場の空気が流れていましたよね。
私も150円までとは考えていませんでしたが、140円はすぐ届くのかなと考えていました。
今週は一瞬にしてその流れが変わり133円まで反落したかたちです。
為替市場に参加する心理
ここ2、3ヶ月為替・FX市場に参戦されている方は買い(ロング)ポジションから入り、決済をし一定の利益を出した方が多いと思います。
購入ロットもここ最近の勢いに乗り110円台、120円台の頃より徐々に多くなっていたはずです。
今週もその流れで140円、145円を目指すと考えていたところ137円、135円、133円へとわずか数日で反落となりました。
137円、135円までの下落であれば含み損を抱えたままナンピン買いをする方がいたと思いますが、133円台までいってしまったためそこからナンピン買いをする人は少ないはずです。
為替・FX市場に慣れた方は既に損切りをしているでしょうが、「140円、150円もすぐそこ」と思っていた方は損切できずに塩漬け状態になっているのではないでしょうか。
為替・FXの怖いところは、いつの間にか身動きが取れなくなってしまうところだと私は思います。
いつの間にか後戻りできなくなっている
現在損切りをできていない方は、さらなる下落で大きな損切りをするか、140円付近まで戻るのを待つかしかできない状況になっているはずです。
はい。私、この心境は経験者としてものすごく分かります。
多くの方は、「今までの利益が溶けてしまうから損切りをしたくない」「今までの利益があるからまだ大丈夫」と思っていますよね。
しかし、このまま130円を割り、120円台になってしまうともはやチャートが気になって気になって仕方ない状態に陥ります。
もちろんこの先140円を再び目指し、将来150円をつけることもあるかもしれませんが、逆に110円台・100円台まで下落する可能性も十分にあります。
「コツコツドカーン」という、為替・FXの市場に参戦した方なら誰でも分かる言葉です。
為替・FXはタイミングが良いととてつもなく利益を上げられるため「このままなら、会社なんて辞めてトレーダーで食べていけるかも」と錯覚してしまいますが、為替・FXのトレーダーで生き残る人はごくごく僅かであることを忘れてはいけません。
〜どうぞ私を反面教師になさって下さい〜
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