株価調整局面でのレバナス

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株価調整局面でのレバナス

2021年、特に投資初心者の間では「レバナス」という言葉が流行しました。

「レバナス」とはハイテク銘柄を中心としたNASDAQ100指数にレバレッジをかけた投資信託やETFの略語になります。

代表的なところでは【iFreeレバレッジNASDAQ100】【楽天レバレッジNASDAQ-100】のレバレッジ2倍のものや、【NASDAQ100 3倍ブル】【TQQQ】のレバレッジ3倍のものなどが代表として挙げられます。

コロナショックの2020年3月以降は上昇気流を描いてきたNASDAQ100にレバレッジ2倍・3倍をかける訳ですから、投資初心者を含めた多くの投資家達の資産は大きく増大し1億円を目指す「億レバ」や、レバナスだけに投資しておけば良いという「全力レバナス」という言葉も生まれました。

投資初心者にとってはまさに夢のある商品に見えることは間違いありません。

投資か投機か

もちろん他の投資信託よりも信託報酬は高く、レバレッジをかけているため圧倒的にリスクが高く、「レバナスは投資ではなく投機だ」という見解を持った投資家もいます。

そのため現在は「レバナス信者派」と「反レバナス派」のインフルエンサーが存在しています。

双方に色々な意見や視点があるなと感じながらSNSのやり取りを見ています。

投資をする際の考えや取ることの出来るリスクの許容は人それぞれですから、そのやり取りを適度に吸収し自分の考えを確立させていきたいですね。

レバレッジ商品の逓減リスク

2022年は株価調整局面となり大幅に下落することが予想されていますし、まだ1月下旬ではありますがその傾向が見られます。

いずれNASDAQはどうせ上がるんだから積み立ていけば最終的には勝ち組になれると思い定期積立をする「積みレバ」という投資法や、損切りをせずにどれだけ下落しても保有し続ける「魔神ホールド」という言葉も「レバナス信者」の中には出始めています。

しかし、レバレッジを効かせた商品は下落相場に加えてボックス相場においても資産が減っていく「逓減リスク」があります。

「逓減リスク」とは簡単に言うと、上下の値動きを繰り返すことで多かれ少なかれ資産が減っていくことを表します。

上昇相場においては考えることはないでしょうが、下落相場・ボックス相場の時は常に頭にいれておかなければいけません。

まとめ

私はレバレッジを効かせた商品を保有していませんし、今後も保有する予定はありません。

確かにNASDAQ100指数が永遠に下落し続けることは考えにくく、相場はもしかすると今年の冬には急回復して史上最高値を更新・レバナス民の多くが億トレーダーになっているかもしれません。

しかし、一方で今後10年以上景気後退期になる可能性も全く無い訳ではありません。

投資はあくまで自分の人生を豊かにするための手段の1つです。

リスクを取ったから勝ち組になれるという考えもありますが、その手段の1つに大きいリスクを取らなくても良いのではないかと考えます。

最も重要なのは市場に居続けることです。

大なり小なり必ずリスクが伴いますので投資は自己責任となりますが、あくまで私個人の意見として参考にして頂ければ幸いです。

〜どうぞ私を反面教師になさって下さい〜

株価が不安定だからこその積立投資
株価下落局面か

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