セルインメイ・スタート
米国株における相場格言の1つ、「セルインメイ」となる5月がスタートしました。
「セルインメイ」はもともと米国株のアノマリーで「Sell in May, and go away; don’t come back until St Leger day.」(相場が高い5月に売り、9月半ばに再び市場に戻ってきなさい!)ということが述べられています。
さて、2022年の5月はどうでしょうか。
2022年は下落傾向が続く
既に2021年まで飛ぶ鳥を落とす勢いだったハイテク銘柄を多く含む【NASDAQ100】は、昨年末に16407.75ドルと高値を付けましたが、2022年に入ってからは下落傾向が続き、5月第2週には12144.66ドルとなり実に26%と大幅下落となっています。
5月を待たずして売られはじめましたが、各原材料の高騰、アメリカ経済のインフレ懸念、未だ見えない中国の感染症への影響など世界情勢が不安定なことを考慮すると、下げ幅はさらに拡大するはずです。
また、株式市場の投資家心理を表す【VIX指数】についても20以下が安定とされていますが、今年に入り20を超えていることが多いことからも経済の不安定さが伺えます。
長期投資家には絶好の買い場か
しかし、長期に渡って投資をする上ではこのような大幅な下落局面には必ず直面しますので、「たまたま今回がそういう状態だった」と割り切る必要があります。
また、2022年はセルインメイの格言通り5月は弱気相場となり、その後も続落する可能性が大きくあるため高配当株やインデックス投資家にとっては絶好の買い場だとも言えます。
少なくとも私は高配当株・インデックスの積立投資の妙味はあると考えています。
投資はリスクを伴いますので自己責任となりますし投資スタンスも人それぞれ違いますので、自身が何を目的として投資をしているのか冷静に見つめ直すのには良いきっかけなのではないでしょうか。
〜どうぞ私を反面教師になさって下さい〜
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