24年ぶりの円買い介入
市場に長く居続けるほど、色々なことを経験することができます。
昨日はドル円が145円をつけたところで、日銀が実に11年ぶりとなる為替介入を行いました。
今回は過度な円安を抑えるため「円買い」による介入となり、実に円買いは24年ぶり以来の2度目のことです。
11年前にも大幅な介入をしていますが、当時は東日本大震災の影響からドル円が80円台を切り76円にタッチするような超円高状態からの「円売り・ドル買い」の為替介入となりました。
市場に参加しているからこその経験
私は11年前の介入当時にFXをしており、「さすがにこれ以上の円高はないだろう」と80円付近でドル円を購入し細々と利確を続けていたのですが、76円にタッチするところで全ポジションがロスカットとなっていました。
今となってはスクリーンショットを取っておけば良かったと思っています💦
忘れもしない深夜のさらなる円高で、目覚めたら夢のように自分のポジションが溶けており数百万円の含み益が一瞬にして数万円となっていました。
単純にリスク管理が出来ていなかったという一言に尽きますが、当時はそんなことを知るよしもなく「スマホをポチポチしているだけで、こんなに儲かるなら会社辞められるじゃん」という一時の妄想から、あっという間に現実に引き戻された気分でした。
そして私はFXを辞めていましたが、数年後にはチャイナ・ショックやスイスフランショックなど、為替は一瞬にして自分の資産が溶ける可能性があります。
ちなみに、この画像は2015年のスイスフランショック時のスイスフラン・円チャートです。
市場に長く参加すればするほど、良いことも悪いことも想像もできないようなことを経験することができます。
今回の日銀の為替介入はあくまで1つのちょっとした経験にすぎません。
これから数年、もしかすると数十年に渡り不況が続くかもしれませんし、それにより資産が半分や3分の1になる可能性もあります。
そんな中で自身の限られた時間の中で何に重きをおくか、判断をしていかなければいけませんね。
あなたはどのようにお考えですか。
〜どうぞ私を反面教師になさって下さい〜
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