自分のものさしで他人を測らないこと
私が通った小学校・中学校の同級生に「学習障害」を持った方がいました。
通常の会話は出来ており私達と同じ学校に通っていたため、程度は軽いものだったはずです。
しかし、世間的な「普通」という目線から見ると多少なりとも違うため、それが原因で小学校・中学校ではイジメられやすかったように記憶しています。
その方は高校へは進学をせず、中学卒業後に同じ街にあるクリーニング屋さんへ就職。
自宅から自転車で30分程度の距離にある場所で、高校のころは早朝に通勤する姿をよく見かけました。
継続することも才能
時は流れ30年ほどたち、年齢も40代半ばに差し掛かった現在。
昨年に私が実家に戻り、再びその方が同じスタイルで同じクリーニング屋さんへ通勤する姿をみることとなります。
私はその方を見るたびに「継続することの大切さ」を教えられ、尊敬の念すら抱いています。
私も含めて人間は心のどこかで他人より優れていると思い込みがちです。
ある側面では優れているかもしれませんが、全く別の側面からみれば他人のほうが優れているという場合はよくあるということを知っておく必要があります。
今回挙げさせていただいた方についていうと、小学校・中学校時代には少なからず色々な面で優れていると私は思い込んでしまっていたはずです。
しかし、現在において30年という人生の大半を会社務めしているという継続性・忍耐力という点からは、その方のほうが圧倒的に優れていて素晴らしいと感じています。
自分のものさしで他人を測っても何の意味もありません。
他人と比較するのではなく、自分が何をしてどのように生きたいのかを積極的に考えるべきです。
自戒の念を込めて日記にすることにしました。
〜どうぞ私を反面教師になさって下さい〜
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