森林環境贈与税に思うこと

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森林環境贈与税とは

みなさん、【森林環境贈与税】という税金をご存知でしょうか。

「森林環境贈与税」とは、2024年度から国内に住所のある個人に対して課税される国税です。

個人住民税と併せ年間1人あたり1,000円が徴収されることとなりました。

あれ?それって同じような名目で既に地方税として徴収されていますよね。

私の住む宮城県では【みやぎ環境税】と言われています。

「森林環境贈与税」と「環境税」の違い

では、新たに徴収される「森林環境贈与税」と「みやぎ環境税」では何が違うのでしょうか。

「森林環境税」
▶採算が見込まれない森林を市町村が管理するための財源

「みやぎ環境税」
▶森林所有者等が自発的、継続的に森林を管理するため支援に充てられる財源


国として林産業を成長産業へさせるために徴収され始めた環境税だったはずですが、今度は市町村管理のための財源まで徴収するということになります。

もちろん所有者が管理できない場所もあるでしょうし、超高齢化社会を迎えている今後の日本を考えると国営化・公営化させるという考えも分かります。

さらには、外資による林地の取得が広がっていることを考えると非常に大きな意味があると思います。

しかし、このことは林産業を成長産業化させることへの諦めと捉えることができます。

実際に新らしく財源を使い購入する土地の面積を現在所有している公有地へ加えると、私有地よりも割合が多くなってしまいます。

また、相反することを同時にやることになるため二重課税の問題も出てくるのではないでしょうか。

国の苦しい選択が如実に現れている税金だと感じました。

いつの間にか2024年から毎月1,000円が強制的に徴収されることは決まってしまい、これからも似たような案件は多く出てくるでしょう。

国民である前に1人の人間としてどういう人生を過ごしたいのか、考えていく必要がありますね。

〜どうぞ私を反面教師になさって下さい〜

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