ヤマダホールディングスの攻勢

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ヤマダホールディングスの攻勢

近年株価が落ち込んでいる【(9831)ヤマダホールディングス】が、新年度に入り攻勢をかけています。

ヤマダデンキを存続会社として、5月1日付けで大塚家具と合併することを決定しましたが、その他に2つの施策を発表しています。

ヒノキヤグループを完全子会社化

1つ目は2月10日に既に発表となっていましたが【(1413)ヒノキヤグループ】を4月27日に完全子会社化しました。

これにより4月25日に「ヒノキヤグループ」は上場廃止となっています。


ヒノキヤグループは住宅メーカーで、独自の冷暖房システム【Z空間】は内容までは知らないまでも、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

高配当銘柄としても有名なヒノキヤグループでしたが、原油高に加えて世界的な木材原料の高騰などにより、純利益が前期比17%減となっており大きく影響を受けていました。

今回の完全子会社化により、株主へはヒノキヤ1株に対してヤマダHD6.2株が割り当てられることとなったため、配当金目的としてヒノキヤの株を100株保有していた私はヤマダHDの株を620株を保有することとなりました。

自社株買いも発表

2つ目は、発行済み株式総数の24%にあたる2億株の自社株買いをすることも発表されています。

ここ数年の株価低迷を受けて、株主へ還元するための施策だと思われます。

配当も3.5%程度になると予想されており、ヒノキヤグループの約4.5%と比較すると見劣りしてしまいますが、株主優待であるお買い物優待券を合わせれば同程度、もしくはそれ以上の配当利回りになるのではないでしょうか。

ホールドか売却か

ヤマダHDの株式を620株を保有することになってしまった訳ですが、このままホールドするのか、もしくは売却するのかという選択をする必要があります。

結論としては「売却」しようと思います。

理由としては、
①日本株よりも米国株で安定した高配当株を保有したい。
②(個人的に)ヤマダHDの事業計画に魅力を感じない。
③ヤマダHDのお買い物優待券が私にとって非常に利用しづらい。
の3点が挙げられます。

③で挙げたお買い物優待券が、もう少し使い勝手の良いものであれば保有もアリかなと思いますが、期限付き、そして1,000円に対し1枚(500円分)の優待券しか利用できないことから、「本当に必要なものかどうか分からないものを購入してしまう」ということがどうしても発生してしまいます。

私は優待内容がほぼ同等の「ヤマダ電機」の株式を保有していた時期があり、優待券を利用する際に私にとっては「無駄な出費が発生している」と感じていたため、今回の結論となりました。

長く株式投資をし保有していると、上場廃止・償却・合併・統合などイレギュラーは必ず発生します。

その際は、自身の保有銘柄をどうしたいのか慎重に考え行動するべきです。

〜どうぞ私を反面教師になさって下さい〜

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