2020年3月・未曾有の株価暴落
昨年2020年3月の今頃は、新型感染症のパンデミックによる世界経済の落ち込みを恐れてFRBが金利をゼロ近くまで下げたことにより、市場はショックを受けてアメリカの主要株価指数は軒並み下落をしました。
日本でいうストップ安のような、「サーキットブレーカー」という価格下落の自動停止システムが3月9日・12日・16日と3日に渡り発動しました。
ちなみにサーキットブレーカーはレベル1・2・3とあります。
S&P 500が前日終値から、
レベル1▶7%のダウンで発動し取引を15分間停止。
レベル2▶13%のダウンで取引停止がさらに15分延長。
レベル3▶20%のダウンで終日取引停止。 となります。
わずか1週間の期間で3度もサーキットブレーカーが発動したことはありませんでした。
私は3月9日に初めて体験したのですが、一瞬何が起こっているのか分かりませんでした💦
先が見えない状況
感染症のパンデミックで世界・人類がどうなるのか、それに併せて世界経済もどうなるのか先が全く見えなくなり、「恐怖」「不安」という思いが強くありました。
特に、身近なところでの株価大暴落で、世の中は世界恐慌にも匹敵するレベルに陥ってしまい今後の生活もどうなるのか分からない状態です。
当然、私の保有株式も軒並み下落しておりトータルで30%程度の含み損を抱えていました。
危機にこそ経験は生きる
そんな30%程度も株式の資産が減っていた私ですが、2011年3月11日の大震災が原因による1ドル76円台となった超円高時期を経験していましたので、今回の株安は株のバーゲンセールとしか思えませんでした。
1ドル76円台を付けた2011年は円高を食い止めようと、日銀の介入が何度も入り80円付近で凌いでいたのですが、深夜に76円台をつけました。
当時FXをメインとして投資をしていた経験5年未満の私はドル円を日々トレードしていたのですが、76円台をつけたところでロスカットを食らった苦い経験があります。
当時の私はリスク管理が全く出来ていなかったのです。
経験からリスク管理を学習
2011年にFXでロスカットを食らってしまいましたがその経験があり、今回2020年3月株式投資をメインとした私はとにかく保有・購入することを優先に考えました。
もともも、1度購入したら半永久的な保有をモットーとしていますので30%下落しようが50%下落しようが保有、それに併せて新規に購入という形です。
おそらく、経験のない方であれば当時の大暴落、そしてさらなる大暴落が来てさらに資産が減ってしまうかもしれないという恐怖から、売却してしまったり、売却しようと思った方がいるのではないでしょうか。
私の含み損が最大の時は30%程度でしたが、積立購入はもちろん継続、またその時に一括購入をしたのが、【XOM】・【RDSB】・【KHC】・【SPYD】です。
当時の1株の約定価格は
XOM ▶37.5ドル
RDSB▶31.2ドル
KHC ▶20.5ドル
SPYD▶22.9ドル となっています。
現在の1株の価格は
XOM ▶61.97ドル
RDSB▶42.11ドル
KHC ▶38.1ドル
SPYD▶39.86ドル となっています。
他にも2020年3月、4月は一括購入を多くしていますので売却は全く考えていませんが、大幅なプラスになっているのは言うまでもありません。
自分がどれだけリスクを取れるか
バーゲンセールで株式を購入し、株でものすごく儲けている、株で稼ぐのは楽だ、などと自慢話をする気は全くありません。
株式投資には絶対はありません、必ずリスクがあります。
というのも、感染症のパンデミックが起こる数週間前、つまりトランプ政権下におけるアメリカ経済絶好調の2020年2月にも下記価格の時に一括購入をしているからです。
XOM ▶62.71ドル
RDSB▶52.32ドル
SPYD▶38.36ドル
完全に高値圏での保有です。RDSBに関しては、こんな株価好調なのにも関わらず含み損を抱えている状態となっています。
誰も数週間後に感染症のパンデミックが起こるなど予想もしていませんので、私としては通常の一括購入、そしてどんな状態になったとしても数年、数十年後には米国経済・株価は回復すると考えています。
当然FXと株式投資のリスク管理の意味は違いますが、2011年のFXをやっていたころはリスク管理を出来ていなかったため強制退場させられてしまいましたが、その経験から今回はリスク管理もきっちり出来ていると感じていました。
経験は人を成長させますね。
そのため、2020年3月のバーゲンセールで購入出来たと思っています。
先が見えないということ
先が見えないということは常にリスクが存在するということです。
人生においても株式投資においても先は見えません。
その見えない中で、自分がどれだけリスクを取れるのか、もしくは取れないのかを把握することが重要だと考えています。
有事の際にこそ何か起こってはいけません。
リスク管理を常に意識して、良い人生を送っていきたいですね。
〜どうぞ私を反面教師になさって下さい〜
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