楽天グループのドル建て社債
楽天グループが年利10%超えの社債発行を発表、しかもドル建てによる社債です。
債権の格付けとしては「BB+」となり、ジャンク債に足を踏み入れたかたちとなりました。
ジャンク債へ格下げとなってしまったことからも楽天グループの厳しい経営状況が伺うことができます。
モバイル事業の行方
今回の社債の発行は言うまでもなく、モバイル事業の財務改善を図るためのさせるための設備投資用の資金です。
ドル建てにした理由としては、ジャンク債扱いとなってしまったことで今後も資金調達が厳しいことが予想されるため、海外からの資金調達の実績を作りたかったという意味が強いと思います。
もちろん日本からの資金調達もあると思いますが、それに加えて海外の資金調達も可能となりますので円建てで発行するよりは資金を多く集められるはずです。
楽天グループの今後
ネガティブ要素が大嫌いの日本人にとっては楽天グループが絡む資産管理サービスから一気に手を引くことも考えられ、それが株価に影響を及ぼす可能性すらあります。
実際に、【楽天銀行】や【楽天証券】にある資産を他へ移した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
楽天カードからは【楽天カードマン債】という社債も発行されます。
今年6月には【楽天モバイル債】というものも発行しており、とにかく資金のかき集めへの必死さが伝わってくる楽天グループ。
今後、三木谷さんはどのような経営判断を取っていくのか、回復したとしても数年はまだまだ厳しい状況が続くのは間違い有りません。
〜どうぞ私を反面教師になさって下さい〜
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